キャバクラやラウンジなどで働いていると、「レミー1738」「1738アコード・ロイヤル」という名前を聞くことがあります。
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルは、フランスのコニャック地方で造られるコニャック・フィーヌ・シャンパーニュです。
アルコール度数は40度。レミーマルタンのV.S.O.PやX.Oとは別の独立した銘柄で、特に樽香・丸み・クリーミーさを強く感じやすいスタイルです。
プラムやイチジクジャムを思わせる果実香に、トフィー、ブリオッシュ、トーストしたパン、樽香が重なり、口に含むとバタースコッチ、シナモン、ダークチョコレート、ナッツのような深い味わいへと続きます。
この記事では、レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルとはどんなお酒なのか、1738という名前の意味、40度・フィーヌ・シャンパーニュという基本情報、味や香り、おすすめの飲み方から、V.S.O.PやX.Oとの違い、キャスト・黒服が夜職で覚えておきたいポイントまで分かりやすく解説します。
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルとは?
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルは、レミーマルタンが展開する代表的なコニャックの一つです。
商品名にある「1738」は熟成年数ではありません。
1738年、フランス国王ルイ15世がレミーマルタンに対して、新たなブドウ畑を植えることを認める特別な王室承認を与えた歴史に由来しています。
その王室承認への敬意を込めて造られたのが、1738 アコード・ロイヤルです。
夜職初心者なら、まず「レミー1738=40度・フィーヌシャンパーニュ・樽感が強く丸くクリーミー」と覚えておけば十分です。

「1738」は熟成年数ではない
商品名だけを見ると、「1738年熟成」や「17年・38年」などと勘違いする人もいるかもしれません。
しかし、1738は熟成年数を示す数字ではありません。
1738年にルイ15世からレミーマルタンへ与えられた王室承認を記念した数字です。
夜職では、「1738=年数表記ではなく歴史に由来する商品名」と正確に覚えておきましょう。
アルコール度数は40度
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルのアルコール度数は40度です。
- 種類:コニャック
- 大分類:ブランデー
- 原産国:フランス
- アルコール度数:40度
- 産地表記:コニャック・フィーヌ・シャンパーニュ
- 主な特徴:ウッディ・滑らか・丸み
- 香りの目印:プラム・イチジクジャム・トフィー・ブリオッシュ・トースト
- 味わいの目印:バタースコッチ・シナモン・ダークチョコレート・ナッツ
レミーマルタン V.S.O.PやX.Oも40度なので、商品の違いはアルコール度数では判断できません。
夜職では、「1738=40度+樽感+丸み」という組み合わせで覚えると分かりやすいでしょう。
コニャック・フィーヌ・シャンパーニュとは?
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルは、コニャック・フィーヌ・シャンパーニュです。
フィーヌ・シャンパーニュとは、グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュという2つのクリュのオー・ド・ヴィーを使用し、そのうちグランド・シャンパーニュを50%以上含む場合に認められる呼称です。
「シャンパーニュ」と付いていますが、発泡性ワインのシャンパンを意味するわけではありません。
夜職では、「フィーヌ・シャンパーニュ=グランド+プティット・シャンパーニュ」と覚えておけば十分です。
1738最大の特徴は強い樽香と滑らかさ
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルを理解するうえで最も重要なのが、樽由来の香味です。
レミーマルタン公式では、1738をウッディで滑らか、丸みのあるコニャックとして紹介しています。
熟成にはトーストしたフレンチオーク樽で熟成されたオー・ド・ヴィーが使われ、果実だけでなく、トースト、トフィー、樽、スパイスなどの香ばしい要素が強く現れます。
夜職では、「レミー1738=樽感が分かりやすい」と覚えると、V.S.O.Pなどとの違いを説明しやすくなります。
香りはプラムとイチジクジャムから始まる
1738の香りでは、まずプラムとイチジクジャムを思わせる豊かな果実香が感じられます。
フレッシュな果実というより、熟した果実やジャムのような濃厚な甘さを感じやすいのが特徴です。
夜職では、「1738=プラム+イチジクジャム」を果実の目印として覚えておきましょう。
トフィー・ブリオッシュ・トーストの香ばしさ
果実香に続いて、1738では非常に分かりやすい樽由来の香ばしさが現れます。
- トフィーを思わせる甘く香ばしい香り
- ブリオッシュを思わせる焼き菓子のような香り
- トーストしたパンを思わせる香ばしさ
- トーストした樽を思わせるウッディな香り
この香ばしい要素が、1738を単なるフルーティーなコニャックとは違うものにしています。
夜職では、「果実+トースト系の樽香」という組み合わせで覚えると分かりやすいでしょう。
味はバタースコッチとシナモン
口に含むと、バタースコッチを思わせるまろやかな甘さが広がります。
そこへシナモンのような温かいスパイス感が加わります。
香りでは果実とトースト感が中心ですが、味わいでは甘さとスパイスのバランスがより明確になります。
夜職では、「香り=プラム・イチジク・トースト」「味=バタースコッチ・シナモン」と分けて覚えると整理しやすくなります。
ダークチョコレートのニュアンスもある
1738には、ダークチョコレートを思わせるほろ苦いニュアンスもあります。
バタースコッチの甘さだけで終わらず、ダークチョコレートのような深さが加わることで、味わいに立体感が生まれます。
夜職では、「甘いだけではなく、最後に少しビターな深さがある」と覚えておくと説明しやすいでしょう。
丸くクリーミーでナッツの余韻
レミーマルタン 1738は、口あたりの丸さも大きな特徴です。
公式では非常に丸みがあり、クリーミーな余韻を持つスタイルとして紹介されています。
さらにナッツを思わせる濃縮感のある香味が残り、樽熟成由来の深さを感じられます。
夜職では、「1738=丸い・クリーミー・ナッツ」という3点も覚えておきましょう。
1738の味・香りをまとめると?
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルは、果実、樽、甘さ、スパイス、チョコレート、ナッツが重なる複雑なコニャックです。
- プラムを思わせる熟した果実香
- イチジクジャムを思わせる濃厚な甘さ
- トフィーを思わせる甘く香ばしい香り
- ブリオッシュを思わせる焼き菓子のような香り
- トーストしたパンや樽を思わせる香ばしさ
- バタースコッチを思わせるまろやかな甘さ
- シナモンを思わせるスパイス感
- ダークチョコレートを思わせるほろ苦さ
- ナッツを思わせる濃厚な余韻
- 丸くクリーミーな口あたり
お客様から「レミー1738ってどんな味?」と聞かれた場合は、「プラムやイチジクみたいな濃い果実感に、トフィーやトーストの香ばしさがあって、バタースコッチやシナモン、チョコレートまで感じる丸くてクリーミーなコニャックです」と説明すると分かりやすいでしょう。
色は輝きのあるカッパーカラー
1738 アコード・ロイヤルは、コニャックの蒸留器を思わせる輝きのある銅色をしています。
深い琥珀色とは少し違い、赤みを含んだ温かいカッパーカラーが特徴です。
夜職では色だけで銘柄を判断せず、必ずボトルとラベルを確認して提供しましょう。
レミーマルタン 1738のおすすめの飲み方
レミーマルタン公式では、1738 アコード・ロイヤルをストレート、ロック、カクテルで楽しむ方法を案内しています。
ストレート
プラム、イチジク、トフィー、トースト、バタースコッチ、シナモンなど、1738本来の複雑な香味を最も確認しやすい飲み方です。
樽香をしっかり楽しみたいお客様にも向いています。
ロック
氷を加えることで温度が下がり、アルコール感を穏やかにしながら楽しめます。
氷が溶けるにつれて、甘さや樽香、スパイス感の変化も感じやすくなります。
カクテル
1738 アコード・ロイヤルは、カクテルベースとしても使われます。
レミーマルタン公式では、サイドカーなど1738の樽感と豊かな香味を生かしたカクテルも紹介されています。
夜職では、高級コニャックだからストレートだけと決めつけず、お客様の希望する飲み方を確認して提供しましょう。
1738とレミーマルタン V.S.O.Pの違いは?
1738 アコード・ロイヤルとV.S.O.Pは、どちらも40度のレミーマルタンですが、味わいの方向性が異なります。
- 1738 アコード・ロイヤル:プラム、イチジクジャム、トフィー、トースト、バタースコッチ、シナモン、ダークチョコレートなど、樽香と丸みが強いスタイル
- レミーマルタン V.S.O.P:バニラ、ドライアプリコット、洋梨、甘草などを思わせる、フルーティーでシルキーなスタイル
夜職では、「1738=樽・トースト・クリーミー」「VSOP=果実・バニラ・シルキー」と整理すると分かりやすいでしょう。
1738とレミーマルタン X.Oの違いは?
1738とX.Oでは、商品の位置づけと味わいの複雑さが異なります。
- 1738 アコード・ロイヤル:樽香、トースト、トフィー、バタースコッチ、シナモンを中心とした丸くクリーミーなスタイル
- レミーマルタン X.O:熟したプラム、砂糖漬けオレンジ、スパイス、ヘーゼルナッツ、ローストカカオなどが重なる、より濃厚で複雑なスタイル
夜職では、「1738=ウッディで丸い」「XO=長期熟成による濃厚で複雑な香味」と覚えると整理しやすくなります。
1738はV.S.O.PやX.Oという熟成区分名ではない
ここは初心者が混乱しやすいポイントです。
「1738 アコード・ロイヤル」は、V.S、V.S.O.P、X.Oのような一般的な熟成区分の名称ではありません。
レミーマルタンが独自に展開している商品名です。
夜職では、注文を受ける際に「レミー1738」と「レミーVSOP」「レミーXO」は別商品であることを必ず理解しておきましょう。
夜職ではレミーマルタン 1738をどう覚える?
1738 アコード・ロイヤルについて、細かな歴史やテイスティング表現をすべて暗記する必要はありません。
まずは、40度、フィーヌ・シャンパーニュ、1738年の王室承認、プラム、イチジク、トースト、トフィー、バタースコッチ、シナモンというポイントをセットで覚えましょう。
「40度のフィーヌ・シャンパーニュ・コニャックで、1738年の王室承認に由来する商品。プラムやイチジクの果実感に、トーストやトフィー、バタースコッチ、シナモンが重なる、丸くクリーミーなタイプです」と説明できれば、接客で必要な基本として十分です。
キャストが覚えておきたいポイント
- レミーマルタン 1738はコニャック
- アルコール度数は40度
- 1738は熟成年数ではない
- 1738年の王室承認に由来する商品名
- コニャック・フィーヌ・シャンパーニュ
- プラム・イチジクジャムを思わせる果実香
- トフィー・トーストを思わせる香ばしさ
- バタースコッチとシナモンのニュアンス
- 丸くクリーミーな味わい
- V.S.O.PやX.Oとは別商品
お客様から「レミー1738ってどんなお酒?」と聞かれた場合は、
「40度のコニャックで、プラムやイチジクみたいな果実感に、トーストやトフィーの香ばしさがあって、丸くクリーミーなタイプです」
と説明できれば十分です。
黒服が覚えておきたいポイント
黒服はキャストより一段深く、名前の由来やフィーヌ・シャンパーニュまで理解しておきましょう。
- 正式名称はRémy Martin 1738 Accord Royalであること
- アルコール度数は40度であること
- 1738は熟成年数ではなく王室承認の年であること
- ルイ15世からレミーマルタンへ与えられた王室承認に由来すること
- コニャック・フィーヌ・シャンパーニュであること
- プラム・イチジクジャム・トフィー・トーストが香りの目印であること
- バタースコッチ・シナモン・ダークチョコレートが味わいの目印であること
- 丸くクリーミーでナッツのニュアンスがあること
- V.S.O.PやX.Oとは別の商品であること
- 自店舗での価格・提供方法を把握すること
新人キャストから「1738って17年とか38年熟成なんですか?」と聞かれた場合は、
「違うよ。1738年にフランス国王からレミーマルタンへ特別な承認が与えられた歴史に由来する商品名だよ」
と説明できれば、正確で実務的です。
初心者はここだけ覚えれば十分
レミーマルタン 1738について、細かな歴史や製造工程まで最初から覚える必要はありません。
夜職初心者なら、まず次の6つを覚えましょう。
- レミーマルタン 1738はコニャック
- アルコール度数は40度
- 1738は熟成年数ではなく王室承認の年
- コニャック・フィーヌ・シャンパーニュ
- プラム・イチジク・トースト・トフィーが香りの目印
- 丸くクリーミーで、バタースコッチ・シナモン・チョコレートの味わい
特に「40度」「1738=王室承認」「フィーヌ・シャンパーニュ」「プラム・イチジク」「トースト・トフィー」「丸くクリーミー」というポイントを押さえておけば、接客や新人教育で困りにくくなります。
まとめ
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルは、フランスのコニャック地方で造られるコニャック・フィーヌ・シャンパーニュです。
アルコール度数は40度。「1738」という数字は熟成年数ではなく、1738年にルイ15世からレミーマルタンへ与えられた王室承認に由来しています。
プラムやイチジクジャムを思わせる果実香に、トフィー、ブリオッシュ、トーストしたパンや樽の香ばしさが重なります。
口に含むとバタースコッチのまろやかな甘さ、シナモンのスパイス、ダークチョコレートの深みを感じ、丸くクリーミーな口あたりとナッツの余韻へ続きます。
キャストは、「40度」「1738=王室承認」「プラム・イチジク」「トースト・トフィー」「丸くクリーミー」という基本を押さえて、お客様へ簡潔に説明できるようにしましょう。
黒服はさらに、フィーヌ・シャンパーニュの意味、V.S.O.P・X.Oとの違い、自店舗での価格や提供方法まで理解しておくことが重要です。
レミーマルタン 1738 アコード・ロイヤルは、レミーマルタンの中でも樽由来の香ばしさと丸みを学ぶうえで覚えておきたい代表的な一本です。